オープンカフェの魅力

パリで一番いいオープンカフェはどこだろうか。

道ウォッチングって、あちらではひまつぶしの、有力な方法の一つ。

【裏道散歩】 パリ | サン・マルタン運河界隈 | 東駅からレピュブリック広場 - YouTube

道に並んだカフェのテラス席こそ、フランスらしいと書いたが、

実際そこに陣取って長い間道行く人を見ていると、すこし感覚が変わってゆくのが分かる。

いまコミュニテイ復活とか、共有スペースとか、話題だけれども、

こここそ自然にそれを成し遂げていると感じられる。

「心が開いたモード」が必要なんだけれど、そのスイッチを入れるのが、

こういう屋外の仕掛けなんだと思う。

なぜか外で飲み食いしていると、垣根が取れて自然に隣のテーブルとも会話が生まれる。

実際、壁というのは取るのが難しく、

色んな工夫がいるのだろう。

ふとしたすきまに、椅子が並び、二人が座ると、もうそこがカフェになる。

対話はあってもなくてもいい。

上手く言えないが、日本のようにカラオケさえ個人グループで箱で区切るのと真逆の、

他者ともスペースを共有しようという傾向が、そこにある。