2023-01-01から1年間の記事一覧

パリ13区 映画批評 

むかし親と住んでいたところで、このあたりは今も昔も、生活の匂い。 日常の雰囲気がある。 中国人が多いところで、スーパーに中国のものはあるが、日本のモノはなく、親と中心部の店まで買いに行った記憶がある。 白黒の画面が似合い、そういう映画が日本に…

フランス革命をひきおこしたカフェたち

残っているものも、そうでないものもある。たとえばこんなところ。 「カフェ・ド・フォア(Café du Foy)は、パリのパレ・ロワイヤル内にあるカフェです。1686年に開業し、18世紀にはフランス革命の中心地となりました。このカフェには、当時の著名な哲学者…

地図と文章、町と文、パリの場合

町のいたるところから、勝手に文学が、自生するようなものは面白い。 町の角に、歴史の中の言葉が、刻み込まれている。 それを地図で、一覧できたら面白い。 Paris アートと文学地図 - Google マイマップ 僕が作っているもの。 絵もあるが、言葉もある。 詩…

レンヌの街角 日陰

地方の都市の午後 日陰 石の町の日陰 暗がりがあちこちにあり、照明はない あの静かさは、街中は車が走らないことが理由 市内は歩く 日本も、洪水対策で、街中は共同住宅、一階は物置か何か 堅い建物 木造一戸建ての街並みは、そろそろ終わるべき 木造一戸建…

アミアンとマクロンとジュール・ヴェルヌ

アミアンという町はマクロン大統領の出身地で ジュール・ヴェルヌが議員だった町でもある。 合理主義志向、新しいものを取り入れながら世界を回してゆこうという進取の気性がある土地だ。 マクロンはしばしば叩かれているが、よくやっている。 論理的で、ぶ…

オープンカフェの魅力

パリで一番いいオープンカフェはどこだろうか。 道ウォッチングって、あちらではひまつぶしの、有力な方法の一つ。 【裏道散歩】 パリ | サン・マルタン運河界隈 | 東駅からレピュブリック広場 - YouTube 道に並んだカフェのテラス席こそ、フランスらしいと…

人権の歴史1

人権、このはかない野花のような、しかしダイヤのように大切なもの。 その萌芽はいつか。 1215年、マグナカルタか、11世紀アイスランド議会か、それともギリシャか? いや、考えればわかりますが、人の集団ができ、リーダーの意見に子供や同胞が、やや…

人権の歴史2

制度的には、マグナカルタ、権利の章典、アメリカ独立宣言、フランス革命宣言、などと続く。この時点で、自由、平等、博愛、という、かなり高度な理想が、きっちり文書化されている。 この平等、が変と言えば変なのだが、ホッブス、ロックらが新大陸で迫害さ…

ジュール・ヴェルヌの世紀 21

いま、ジュール・ヴェルヌの世紀が来た。 SFの元祖というと、HGウェルズのほうが言われがちだが、時間旅行で名高い彼より、空間を考えたヴェルヌのほうが、いまにふさわしい。 「海底二万里」が有名だが、ほかにも「十五少年漂流記」「洋上都市」だの、住む…

運河沿いの町

以前からよく書くことだけれど、ひとは水があると落ち着く。 パリはサンマルタン運河とか、バスチーユ近くのアルスナルとか、いくつかあるけれども、その周りが、とてもゆったりした町になっている。 歩道にカフェや食堂が椅子を並べて、ゆったりくつろげる…

リュクサンブールとモンパルナス

リュクサンブール公園というのは、とってもいい公園で、人も多すぎず、朝など心地よいです。そこから西に抜け、サンシュルピス教会のほうへ、歩いてゆきます。 サンシュルピスには、ドラクロワの大きな絵があります。 ラスパイユ通りをモンパルナスへと下っ…