地図と文章、町と文、パリの場合
町のいたるところから、勝手に文学が、自生するようなものは面白い。
町の角に、歴史の中の言葉が、刻み込まれている。
それを地図で、一覧できたら面白い。
僕が作っているもの。
絵もあるが、言葉もある。
詩句が生まれたところ、
小説の中の一場面。
それはインターネットならできる。
東京でもできるけど、ここはパリで考えた。
place contrescarpe Hemingway
Grand Boulevard Flaubert
Monmartre lettre de Gogh
Cafe de Flore Sartre
Vincenne Deleuse
こういった大作家の引用に混ざって、
僕やほかの人の、平凡な文章も表示できると面白い。
なぜなら、絵でも文学でもだが、
良いものを知るためには、たくさん平凡なものを読むのがいいのだ。
さらにはここから、実際に誰かが歩き、その場所で何かが起きる。
文字とフィクションから現実が派生する。
そうやって世界が形作られてゆく。
それを想うと面白くなる。